卓球を始めるとき、「どんなラケットを選べばいいのか分からない」という人は多いと思います。
ラケットには、シェークハンドやペンホルダー、合板や特殊素材、攻撃用や守備用など、さまざまな種類があります。価格も数千円から数万円まで幅があるため、初めて購入する人ほど迷ってしまいます。
私は卓球歴20年以上で、現在も週2回ほど卓球をしています。日本式ペンホルダーを使い、表ソフトラバーを使って市民大会にも出場しています。
この記事では、メーカーのカタログスペックを並べるのではなく、実際に長年卓球をしてきた私が、初心者がラケットを選ぶときに何を重視すればよいと考えているのかを紹介します。
特に、これから卓球を始める人や、ラケットを初めて自分で購入する人を対象にしています。
結論から言うと、初心者の場合は「一番高いラケット」や「一番よく飛ぶラケット」を選ぶ必要はありません。自分のプレースタイルと技術レベルに合った、扱いやすいラケットを選ぶことが重要です。
ラケットの重さは、極端なものを避ければいい
ラケットを選ぶとき、重さを気にする人は多いと思います。
私は、初心者の場合、極端に重いラケットや極端に軽いラケットを避ければ、ラケットの重量にこだわりすぎる必要はないと考えています。
卓球のラケットは、そもそも極端に重いものではありません。
そのため、初心者が「何gのラケットでなければいけない」と細かく考えすぎる必要はないと思います。
もちろん、自分の体格や筋力に対して明らかに重すぎるラケットは避けたほうがいいでしょう。逆に、極端に軽いラケットも、相手のボールに押されやすくなるなどのデメリットがあります。
私なら初心者には、「軽いラケットを選ぶ」ことよりも、「無理なく振れて、実際に握ったときに扱いやすいラケットを選ぶ」ことを重視します。
まずは極端に重いもの、極端に軽いものを避け、その中から自分が持ったときにしっくりくるラケットを選べば十分です。
ラケットの重量を1g単位で比較して、「こちらのほうが3g軽いから初心者向き」と考える必要はありません。
初心者のラケット選びでは、重量にこだわりすぎるより、実際に握って振ったときの感覚を大切にすることをおすすめします。
これから卓球を始めるなら、私はシェークハンドをおすすめします
卓球のラケットには、大きく分けて「シェークハンド」と「ペンホルダー」があります。
私は日本式ペンホルダーを20年以上使っていますが、これから卓球を始める人には、私はシェークハンドをおすすめします。
これは、シェークハンドのほうがペンホルダーより強い、性能が優れている、という理由ではありません。
初心者にとって、卓球を始めた後に周りの人からアドバイスをもらいやすく、必要な情報も集めやすいという点を重視しているからです。
シェークハンドを使っている人が多い
私がシェークハンドをおすすめする一番の理由は、シェークハンドを使っている人が多いことです。
私が市民大会などに出場すると、対戦相手の多くはシェークハンドを使用しています。また、トップ選手も多くがシェークハンドを使用しています。
卓球を始めると、ラケットの選び方だけでなく、
- ラケットの握り方
- フォアハンドの打ち方
- バックハンドの打ち方
- サーブの出し方
- レシーブの方法
- ラバーの選び方
- 練習方法
など、分からないことがたくさん出てきます。
そんなとき、周りにシェークハンドを使っている人が多ければ、「この打ち方で合っていますか?」と気軽に相談できます。
卓球を始めたばかりの頃は、自分で調べても正しいのか判断できないことがあります。
実際に卓球をしている人に教えてもらえる環境は、初心者にとって大きなメリットだと思います。
YouTubeなどからも情報を得やすい
もう一つの理由は、インターネット上の情報を探しやすいことです。
現在はYouTubeなどで卓球の技術を解説する動画がたくさんあります。
フォアハンド、バックハンド、サーブ、レシーブなど、さまざまな技術について動画を見ることができます。
その中でも、シェークハンドを対象にした解説は比較的多いと感じます。
初心者の場合、文章を読むだけではラケットの動かし方が分かりにくいことがあります。
動画なら実際の動きを見ながら練習できるので、非常に参考になります。
また、シェークハンドの動画が多ければ、自分に合った解説を複数見つけて比較することもできます。
ペンホルダーが悪いわけではありません
私は日本式ペンホルダーを20年以上使っています。
そのため、ペンホルダーにも魅力があることはよく分かっています。
特に日本式ペンホルダーは、握ったときの感覚やフォアハンドの打ちやすさなど、シェークハンドとは違った面白さがあります。
ですから、「初心者は必ずシェークハンドにするべき」と言っているわけではありません。
例えば、身近にペンホルダーを使っている人がいて、その人から教えてもらえる環境があるなら、ペンホルダーを選ぶのもよいと思います。
また、実際に両方を握ってみて「ペンのほうがしっくりくる」と感じるのであれば、最初からペンホルダーを選んでも問題ありません。
シェークハンドよりも強力なフォアハンド、台上技術のやりやすさはペンホルダーならではのメリットもあります。
私なら初心者にはシェークハンドをすすめます
私がこれから卓球を始める人にラケットを選んでもらうなら、特にこだわりがなければシェークハンドをすすめます。
理由は、初心者が卓球を学ぶ環境を作りやすいからです。
周囲にシェークハンドを使っている人が多ければ相談しやすく、YouTubeなどでもシェークハンド向けの解説を見つけやすい。
卓球を始めたばかりの人にとって、こうした「困ったときに聞ける」「自分で調べられる」という環境はとても大切だと思います。
私は20年以上日本式ペンホルダーを使ってきましたが、だからこそ、これから卓球を始める人には**「自分が使っているラケットをすすめる」のではなく、初心者が上達しやすい環境まで考えてラケットを選んでほしい**と思っています。
特にこだわりがなければ、まずはシェークハンドから始めてみることをおすすめします。
初心者は特殊素材ラケットを選ぶべき?
私は、卓球を始めたばかりの人が最初から特殊素材入りのラケットを選ぶ必要はないと考えています。
特殊素材を使ったラケットには、ボールを速く飛ばしやすい、スイートスポットが広いなどのメリットがあります。
一方で、ラケットがよく飛ぶほど、初心者にとっては「自分が打った力」と「ラケットが出した飛び」の違いが分かりにくくなる場合があります。
私自身もラケットを選ぶときには、単純な飛距離だけではなく、自分でボールをコントロールできる感覚を重視しています。
これから始める段階なら、まずは比較的扱いやすい木材ラケットなどで、ボールを正確にコントロールする感覚を身につけるのも一つの方法です。
もちろん、最初から特殊素材ラケットを使ってはいけないという意味ではありません。実際に持ってみて扱いやすいのであれば、それを選んでも問題ありません。
高いラケットを買えば上達する?
初めてラケットを買うとき、「せっかく買うなら高いものを買ったほうがいい」と考える人もいると思います。
しかし、私は初心者の場合、必ずしも高価なラケットを買う必要はないと考えています。
ラケットの価格が高くなると、特殊素材が入っていたり、重量や打球感などにこだわった製品が増えたりします。
ただ、初心者の段階では、ラケットの性能を十分に引き出せないこともあります。
それよりも、自分が無理なく振れて、ボールをコントロールしやすいラケットを選ぶことのほうが大切です。
私なら、初めて卓球をする人には、最初から最高価格帯のラケットをすすめるのではなく、基本技術を身につけやすい扱いやすいラケットを選んでもらいます。
ラバーはどう選べばいい?
ラケットと同じくらい迷いやすいのがラバーです。
初心者の場合、いきなり最も回転やスピードの性能が高いラバーを選ぶ必要はありません。
特に、ボールが飛びすぎるラバーを使うと、相手コートに入れるために必要以上に力を調整しなければならなくなる場合があります。
私自身は表ソフトを使用していますが、これは初心者にも表ソフトをすすめるという意味ではありません。
ラバーは、自分がどのような卓球をしたいのかによって選ぶべきです。
回転をかける卓球をしたいなら裏ソフト、ナックル性のボールや速いテンポの攻撃をしたいなら表ソフトなど、目的によって選択肢が変わります。
そのため、最初は「一番性能の高いラバー」ではなく、「自分が扱いやすいラバー」を選ぶことをおすすめします。
初心者が卓球店でラケットを選ぶときのチェックポイント
実際にラケットを購入するときは、スペック表だけで決めないことをおすすめします。
私なら、次の点を確認します。
① 実際に握ってみる
グリップを握ったときに、手に無理な力が入らないか確認します。
② 素振りをしてみる
フォアハンドとバックハンドをイメージして振り、重すぎないか確認します。
③ ラケットの重さだけで判断しない
同じ重量でも、重心の位置によって振ったときの重さの感じ方は変わります。
④ 可能なら試打する
実際にボールを打てるなら、打球感や飛び方を確認します。
⑤ 将来やりたい卓球も考える
「今使いやすいか」だけでなく、将来どんな卓球をしたいのかも考えて選びます。
初心者の場合は、スペック表の数字だけを比較するより、実際に持ったとき・振ったとき・打ったときの感覚を重視することをおすすめします。
卓球歴20年以上の私なら、初心者にこう選んでもらう
私がこれから卓球を始める人にラケットを選んでもらうなら、最初に「シェークかペンか」を決めます。
そのうえで、極端に重いものや飛びすぎるものを避け、まずは基本技術を身につけやすい扱いやすいラケットを選びます。
価格についても、最初から最高価格帯にする必要はないと考えます。
そして、実際に卓球を続けていく中で、
「もっと回転をかけたい」
「もっと速いボールを打ちたい」
「台の近くで速い展開をしたい」
「表ソフトを使って変化をつけたい」
など、自分のプレースタイルが分かってきた段階で、ラケットやラバーを変更していけばよいと思います。
私自身も20年以上卓球を続ける中で、ラケットやラバーについていろいろ試してきました。
最初から「自分にとって最高のラケット」を探すより、まずは基本技術を身につけやすく、無理なく使い続けられるラケットを選ぶこと。
これが、私が初心者におすすめするラケット選びです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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