卓球を練習しているのに、なかなか上達しない。
練習しているのに、試合になると勝てない。
このように感じている人は多いのではないでしょうか。
私は卓球歴20年以上で、現在も週2回ほど練習しています。日本式ペンホルダーと表ソフトラバーを使い、市民大会にも出場しています。
長く卓球を続けてきた中で、私は卓球が上達するためには、ただ練習するだけではなく、練習の仕方や考え方も重要だと感じています。
そこで今回は、私が卓球を続けてきて感じた、上達したい人が注意したほうがよいことを5つ紹介します。
ただし、ここで紹介する内容は「健康のために卓球を楽しみたい」という方に当てはめる必要はありません。
卓球を楽しんだり、運動不足を解消したりすることが目的なら、好きなように練習することも卓球の楽しみ方の一つです。
この記事では、**「卓球の技術を上達させたい」「試合で勝てるようになりたい」**という方を対象にしています。
練習量が少ない
卓球が上達するためには、やはり練習量も大切だと私は考えています。
卓球は、野球やゴルフなどと比べても、ボールが返ってくるまでの時間が短く、非常にテンポの速いスポーツです。
試合では、相手が打ったボールに対して、短い時間で判断して体を動かし、ラケットを正しい位置に持っていかなければなりません。
そのため、頭で「こうやって打つ」と考えているだけでは、とっさの場面で正しく打つことができません。
何度も繰り返し練習して、正しい動きを体にしみこませることが必要だと思います。
例えば、フォアハンドを打つときに、
「ラケットをこの位置から動かす」
「このタイミングで打つ」
と頭では分かっていても、実際の試合では相手のボールに素早く対応しなければなりません。
繰り返し練習することで、考えなくても自然に体が動くようになっていきます。
もちろん、ただ練習時間を増やせばよいということではありません。
練習量と同時に、次に紹介する「目的意識を持って練習すること」も重要です。
目的意識を持たずに練習している
練習量が大切だからといって、ただボールを打ち続ければ上達するわけではありません。
「今日は何を練習するのか」という目的意識を持つことが大切だと私は考えています。
例えば、練習相手とフォア打ちをしているとします。
何も考えずに、
「とりあえず100球続けよう」
と打っているだけでは、単なるボール打ちになってしまいます。
もちろん、基本的なラリーを続ける練習にも意味はあります。
しかし、
「今日は打球点を一定にする」
「ラケットの角度を安定させる」
「相手のボールに合わせて足を動かす」
など、何か一つでも目的を決めて練習したほうが、練習の効果は高くなると思います。
私は、練習する前に「今日は何をできるようになりたいのか」を考えることをおすすめします。
練習時間が同じでも、目的を持って取り組むか、何となくボールを打つかで、練習の質は変わってくると思います。
ミスをした原因を考えない
卓球では、ミスをすることは誰にでもあります。
重要なのは、ミスをした後に、その原因を考えることだと思います。
例えば、下回転のボールを打ってネットにかけたとします。
そのとき、
「今のはミスした」
だけで終わってしまうと、同じミスを繰り返してしまう可能性があります。
「ラケットの角度が悪かったのか?」
「打球点が悪かったのか?」
「相手の回転を読み違えたのか?」
「足が動いていなかったのか?」
など、ミスした原因を考えてみることが大切です。
ただし、ミスの原因を自分だけで考えるのは、実は難しいと思います。
自分では「ラケットの角度が悪かった」と思っていても、本当の原因は足の位置だったということもあるかもしれません。
そのため、近くに卓球を教えてくれる人がいるのであれば、自分の打ち方を見てもらって、原因を聞いてみることをおすすめします。
もし身近に教えてくれる人がいない場合は、YouTubeなどで自分と同じようなミスについて解説している動画を探してみるのも一つの方法です。
そして、そこで得た情報を実際に試してみます。
例えば、
「ネットミスの原因はラケットの角度かもしれない」
と思ったら、ラケットの角度を変えて練習してみる。
それでミスが減るのであれば、その方法が自分に合っていた可能性があります。
このように、ミスする→原因を考える→方法を試す→結果を確認するという繰り返しが、上達につながると私は考えています。
得意な技術ばかり練習している
自分の得意な技術を練習するのは楽しいものです。
私も、得意な技術を繰り返し練習したくなることがあります。
しかし、試合で勝つことを目的にするのであれば、得意な技術だけを練習していてはいけないと私は考えています。
卓球の試合では、一つの技術だけで勝ち続けることは難しいからです。
例えば、フォアハンドが得意でも、レシーブが苦手なら、相手にサーブで崩されてしまい、得意なフォアハンドを打つ前に失点してしまうかもしれません。
また、強力なスマッシュが得意でも、そこまでのラリーを作れなければ、スマッシュを打つ機会そのものがありません。
そのため、試合で勝ちたいのであれば、
- サーブ
- レシーブ
- フォアハンド
- バックハンド
- ブロック
- フットワーク
など、試合で必要になるさまざまな技術を身につける必要があります。
もちろん、すべての技術を同じレベルまで練習する必要はありません。
自分の得意な技術を伸ばすことも大切です。
しかし、苦手な技術を避けて、得意な技術だけを練習していると、試合では相手に弱点を狙われてしまいます。
一方で、健康のために体を動かすことが目的なら、得意な技術だけを練習しても問題ないと思います。
卓球の楽しみ方は人それぞれです。
「試合で勝ちたい」のか、「楽しく体を動かしたい」のかによって、練習方法を変えればよいと思います。
試合を意識せずに練習している
試合で勝つことを目的としているのであれば、試合を意識した練習をすることが重要だと私は考えています。
練習では上手くできるのに、試合になるとできなくなるという経験はないでしょうか。
これは、練習している技術と、試合で使う技術が違っていることが原因の一つかもしれません。
例えば、3球目攻撃の練習をするとします。
ただ、
「相手に下回転を出してもらう」
「それを3球目で攻撃する」
だけではなく、実際の試合で自分が使うサーブを使って練習することが大切だと思います。
自分が試合で下回転の短いサーブを出すのであれば、そのサーブを実際に出して、相手のレシーブに対して3球目攻撃をする。
こうすることで、
サーブ → 相手のレシーブ → 3球目攻撃
という実際の試合に近い流れで練習できます。
他の技術でも同じです。
「この技術ができるようになる」だけではなく、
「試合のどの場面で、この技術を使うのか」
まで考えて練習することが重要だと思います。
もちろん、健康のために卓球をしているのであれば、試合を意識せずに楽しくラリーすることにも十分意味があります。
しかし、試合で勝つことを目的にしているのであれば、練習の段階から試合を意識する必要があります。
【番外編】ラケットやラバーを頻繁に変えすぎる
卓球では、ラケットやラバーを選ぶことも楽しみの一つです。
新しいラケットやラバーを試してみると、今までとは違う打球感を体験できます。
そのため、いろいろな道具を試すこと自体は悪いことではありません。
私自身も卓球用品には興味がありますし、いろいろな道具を試して楽しみたいという人は、どんどん試してよいと思います。
ただし、卓球の上達を目的としているのであれば、ラケットやラバーを頻繁に変更することはおすすめしません。
道具を変えると、ボールの飛び方や打球感などが変わります。
同じフォームで打っているつもりでも、道具が変わればボールの感覚も変わります。
そのため、短期間で次々と道具を変更すると、技術を身につけるよりも、新しい道具の感覚に慣れることに時間を使ってしまう可能性があります。
また、私は、自分のミスを道具のせいにしてしまう考え方もよくないと思っています。
「ミスが多いからラケットを変えよう」
「ボールが入らないからラバーを変えよう」
と考える前に、まずは自分の技術や練習方法に問題がないかを考えてみることが大切です。
もちろん、本当に自分に合っていない道具であれば、変更する意味はあります。
しかし、
「上達しないから、とりあえず道具を変える」
ということを繰り返すのはおすすめしません。
いろいろな道具を試すことを楽しみたい人は、どんどん試してください。
一方、卓球の技術を上達させたい人は、ある程度同じ道具を使い続けて、自分の技術を磨くことをおすすめします。
まとめ
今回は、私が卓球を20年以上続けてきて感じる、卓球が上達しにくい人の特徴について紹介しました。
ポイントをまとめると、
- 練習量が少ない
- 目的意識を持たずに練習している
- ミスをした原因を考えない
- 得意な技術ばかり練習している
- 試合を意識せずに練習している
という5つです。
また、番外編としてラケットやラバーを頻繁に変えすぎないことも大切だと私は考えています。
卓球はテンポの速いスポーツなので、とっさの場面でも正しく動けるようにするためには、繰り返し練習することが必要です。
ただし、単に練習量を増やせばよいわけではありません。
「何のために練習するのか」
「なぜミスしたのか」
「試合ではどのように使うのか」
を考えながら練習することが重要です。
私自身も、20年以上卓球を続けていますが、まだまだ改善したいところがあります。
これからも練習するときには、ただボールを打つだけではなく、目的を持って練習し、自分のミスの原因を考えながら、少しずつ技術を高めていきたいと思っています。
「卓球を上達させたい」と思っている方は、ぜひ普段の練習を一度振り返ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント