訪問いただき、ありがとうございます。卓球歴10年以上の、たかしです。
卓球のサーブにはいろんな種類があります。
どんなサーブを練習すればいいのかな?
また、実況の方が、「〇〇サーブが、相手に効いているようです」と言ったときに
〇〇サーブって何?どんなサーブ?
という方に向けて、本記事では、様々なサーブを説明します。
練習するサーブを考えたり、卓球中継を楽しむための参考にしてください。
サーブの種類
基本的に、ボールの回転方向で区別します。
- 上回転サーブ
- 下回転サーブ
- 順横回転サーブ
- 逆横回転サーブ
- ナックルサーブ
- ジャイロサーブ
では、それぞれのサーブを説明します。
上回転サーブ
ボールが前進回転しているサーブです。
前進回転しているので、相手の手元で伸びます。
ラケットで触ると、ボールが上に飛びます。
ボールの上をとらえ、ラケットを横に振るように出します。
下の動画を参照してください。
上回転のボールが返ってくるので、上回転のラリーが得意な方にお薦めなサーブです。
下回転サーブ
ボールがバックスピンしているサーブです。
バックスピンしているので、相手の手元で止まります。
ラケットで触ると、ボールが下に落ちます。
ラケットを上から下、もしくは、水平に振ることで出せます。
下の動画では、上から下に振るやりかたを紹介しています。
0:45から説明があり、3:43からデモンストレーションされています。
下回転のボールが返ってくることが多いので、下回転打ちが得意な方にお薦めなサーブです。
順横回転サーブ
ボールが時計回りに回転しているサーブです。
時計回りに回転しているので、右に曲がります。
ラケットで触ると、ボールが右に飛びます。
サーブを出した方のバック側に飛びます。
右利きの場合、ラケットを右から左に振ることで出せます。下の動画の0:45からの説明を参照してください。
返ってくるボールは、横回転がかかっています。
返球に注意が必要ですが、下回転のように下に落ちることはないので、上回転のラリーが得意な方にはお薦めです。
また、初心者どうしの場合、得点になりやすいサーブですので、最初に覚えるのにお薦めです。
逆横回転サーブ
ボールが反時計回りに回転しているサーブです。
反時計回りに回転しているので、左に曲がります。
ラケットで触ると、ボールが左側に飛びます。
サーブを出した方のフォア側に飛びます。
右利きの場合、ラケットを左から右に振ることで出せます。
下の動画は、左利きの濱川選手が出しているので、順横回転サーブになっていますが、右利きの方が同じ出し方すれば逆横回転サーブになります。
返ってくるボールは、横回転がかかっています。
返球に注意が必要ですが、下回転のように下に落ちることはないので、上回転のラリーが得意な方にはお薦めです。
また、初心者どうしの場合、得点になりやすいサーブですので、最初に覚えるのにお薦めです。
ナックルサーブ
ボールの回転が少ないサーブです。
ラケットをボールの後ろにぶつけるようにすることで出せます。
下の動画では、少し下回転のナックルサーブが紹介されています。
2:30くらいからの説明を参照してください。
少し上回転や下回転しているので、それにより少し浮いたり、落ちたりします。
下回転サーブや上回転サーブと混ぜて使うことで、相手を嫌がらせることができます。
ジャイロサーブ
ボールがドリルの様に回転しているサーブです。
横回転サーブよりも大きくボールが曲がります。
ラケットで触ると、ボールが左右に飛びます。飛ぶ方向は、回転方向によります。
ラケットを下から引き上げるときに、ボールの横をとらえることで出せます。
下の動画の2:07くらいからの説明を参照してください。
返球に注意が必要ですが、下回転のように下に落ちることはないので、上回転のラリーが得意な方にはお薦めです。
番外編~出し方の種類~
サーブはボールの回転方向以外にも、出し方でも呼ばれます。
- フォアサーブ
- 投げ上げサーブ
- 王子サーブ
- バックサーブ
- 巻き込みサーブ
- YGサーブ
- しゃがみ込みサーブ
フォアサーブ、投げ上げサーブ、王子サーブは順横系のサーブ、
バックサーブ、巻き込みサーブ、YGサーブ、しゃがみ込みサーブは逆横系のサーブです。
フォアサーブ
上に掲載した動画のうち、逆横回転サーブ以外は、フォアサーブです。
出せるサーブは、下回転、上回転、順横回転、ナックル、ジャイロ。
投げ上げサーブ
フォアサーブで、ボールを高く投げ上げるのが特徴です。
このサーブを使う方は、少ないですが、下の動画のシャンシャオナ選手は使っています。
出せるサーブは、フォアサーブと同じですが、回転量が多くなると言われています。
でも、高く投げ上げるので、トスが難しい、打つタイミングが難しい・・・・。
王子サーブ
しゃがみながら、バック面でサーブを出します。
考案したのが「王子卓球センター」なので、この名前のようです。
出せるサーブは、下回転、上回転、順横回転、ナックル。
ラケットを大きく振るので、回転をかけやすいですが、バック面で打つのが初心者には難しかも・・・。
バックサーブ
フォアサーブとは反対の、左脇の方へバックスイングして出すサーブです。
出せるサーブは、下回転(少し横が入る)、上回転(少し横が入る)、逆横回転、ナックル。
普段、振らない振り方なので、慣れるまでは難しいかも・・・。
巻き込みサーブ
ボールを巻き込むようなスイングでサーブを出します。
出せるサーブは、下回転、上回転、逆横回転、ナックル。
シエークの方はやりやすいですが、ペンの方はグリップを変えれば、やりやすくなります。
動画は、逆横回転で掲載したもの参照。
YGサーブ
YGはヤングジェネレーションサーブの略。
体より右側で、左から右にスイングでサーブを出します。
下の動画では左利きの濱川選手が説明されているので、右から左にスイングしています。
出せるサーブは、下回転、上回転、逆横回転、ナックル。
かなりスイングしにくいサーブなので、初心者の方にはお勧めしません。
しゃがみ込みサーブ
サーブを出すときしゃがむところから、この名前がついています。
出せるサーブは、下回転、上回転、逆横回転、ナックル。
ペンの方は、やりにくいかも・・・。
シェークの方、特に初心者の方にとっては、回転をかけやすいのでお薦めです。
まとめ
本記事では、サーブの種類と、それぞれについて説明しました。
- 上回転サーブ
- 下回転サーブ
- 順横回転サーブ
- 逆横回転サーブ
- ナックルサーブ
- ジャイロサーブ
試合動画を見たときに、サーブの種類を分かるためには、
- スイング
- レシーブの方法
を見れば、おおよそ分かりますので、参考にしてください。
また、最初に覚えるサーブとしてお薦めなのは、右利きの場合は順横回転サーブです。
サーブの出し方はいろいろあるので、最初はやりやすい方法を選んでください。
以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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