【卓球】上回転、下回転、何が来ても大丈夫!~ドライブの打ち方と練習方法~

卓球

訪問いただき、ありがとうございます!卓球歴10年以上の、たかしです。

裏ソフトを使われる方が多いと思うので、ほぼ全員の得点源となるのが、ドライブではないでしょうか。

なので、フォアハンドを覚えた後に、ドライブに取り組むことになると思いますが、

ドライブって、どうやるの?

回転がかけれないんだよなぁ

という方にむけて、ドライブの打ち方と練習方法を紹介します。

ドライブの種類

ドライブには2種類あります。

  • ループドライブ:回転重視のゆっくりとしたドライブ。つなぎたいときに使われることがおおい。
  • スピードドライブ:スピード重視のドライブ。決めたいときに使われることがおおい。

最初は、ループドライブを練習することをおすすめします。

回転をかける感覚をつかみやすい、台に入れやすい からです。

打ち方

グリップ

  • ボールの少し横をとらえやすくする
  • 腕を捻る力を使いやすくする

ために、以下にようにします。

シェークの場合

シェークの方は、少し内側に手首を曲げます。

手の甲がまっすぐになるくらいでOKですが、もう少し曲げても大丈夫です。

ペンの場合

ヘッドを少し下げて、親指に力を入れて持ちます。

人差し指は、少し外れても大丈夫です。

ボールをとらえるポイント

打つときは、真後ろより少しボールの横をとらえます。

ボールの真後ろは、一番回転の力が強いので、そこを避けるためです。

打球ポイント

最初は、頂点から落ちたところ(下の図の赤丸部)で打球しましょう。

理由は、

  • 落ちてくるボールの方が、ラバーに引っかかりやすい
  • ボールの威力(回転)を弱める

ためです。

スイング

腰より少し下くらいから、上へ振り上げてスイングし、最後に腕を引き付けます。

下から振るようにすると、ボールがラケットにひっかかりやすくなるので、回転をかけやすくなります。

下の図のように、少し手を下げる(真ん中の図)のに加えて、左足を内側に折る(右の図)と、自然にラケットの位置が下がります。

そこから、折った左足を元に戻しながら、スイングすれば、ラケットは下から上に動きます。

ループドライブとスピードドライブで打ち方は変わりません。

ボールの当て方(感覚)が違うだけです。

文字で説明するのは難しいですが、

  • 回転をかけてゆっくり飛ぶように当てればループドライブ
  • スピードが出るように(弾くように)当てればスピードドライブ

になります。

感覚をつかむ練習も下で紹介しますので、練習してみてください。

ドライブ スイング シェーク
ドライブのスイング

低い体勢から打つ

よく、「腰をおとす」といいますが、それです!

スタンスは広めにして、足と腰をまげて低い姿勢をつくり、その体制から打球します。

低い体制から打球することで、打球位置(ボールの頂点付近)を見極めやすくなります。

また、打つ時に体が起き上がるので、起き上がる力を使って打つことができます。

ただ、腰を落とすので、それなりに体力は必要かと・・・。

4ステップの練習方法

ステップ1:感覚を掴む

  • ラバーにボールをひっかけて回転をかける、ループドライブの感覚
  • 弾く感覚で打つ、スピードドライブの感覚

とをつかみます。

フォア前に短い下回転を出してもらい、ドライブを打ちます。

上で紹介したスイングとは異なりますが、肘が顔の横にくるまで、振り上げて打ちます。

ドライブ 感覚掴む シェーク
感覚をつかむためのスイング

この打ち方で、ループドライブとスピードドライブを打ち分けます。

ループドライブは、回転をかけてゆっくり上に打ち上げてボールを飛ばすようにして打ちます。

けど、回転をたくさんかけたいので、スイングは早くします。

この『スイングは早いけど、ゆっくり飛ばす』感覚が大事です。

ループドライブの軌道

できるようになったら、同じスイングで前に飛ばしてみましょう。

これが、スピードドライブの感覚になります。

イメージは、下の動画を参照してください。

フェニックスの初期設定1
スピードドライブの軌道のイメージ   出典:フェニックス卓球ちゃんねるさん 

スイングの力を回転にするか、スピードにするかの違いです。

最初は、ループドライブから覚える方をおすすめします。

台に入れやすいからです。

ステップ2:下回転に対するドライブの練習

まずは、下回転に対するドライブを練習します。

しっかりと回転をかけることを覚えるためです。

ループドライブから練習し、スピードドライブを練習します。

両方できるようになったら、ボールによってループドライブとスピードドライブを使い分けるようにしましょう。

スピードドライブの方が、台に入れるのが難しいと思うので、

  • 回転、コース、スピードが厳しいボールに対しては、ループドライブ
  • 回転、コース、スピードが甘いボールに対しては、スピードドライブ

を打つようにしましょう。

ステップ2-1:長い下回転を打つ

フォア側に長い下回転を出してもらい、クロスに打ちます。

最初は台に入れやすいループドライブから練習しましょう。

まずは軽く打っても入ることを確認します。

感覚をつかんできたら、スイングをはやくしましょう。

スイングをはやくしても、上の打ち方を忘れないようにしてください。

できるようになったら、コースを変えて練習しましょう(フォアストレート、バッククロス、バックストレート)。

ステップ2-2:動いて打つ

多球練習で、フォア側、バック側に交互に長い下回転を出してもらい、打ちます。

上手なカットマン(ミスしない、コースを打ち分けられる)が練習相手であれば、対人で練習できます。

多球練習

多球練習ができず、相手が上手なカットマンでもない場合は、コースを決めて練習します。

例えば、下回転サーブ→バック側につっつき→回り込んで打つ とコースを決めます。

この場合、3球目で下回転を動いて打つことができます。

対人練習

ステップ2-3:ランダムのボールを打つ

多球練習で、コースをランダムにボールを出してもらい、打ちます。

多球練習

多球練習できない場合は、対人練習でコースをランダムに出してもらいます。

例えば、 下回転サーブ→ランダムにつっつき→動いて打つ です。

この場合、3球目でランダムに下回転が来るので、動いて打ちます。

対人練習

ステップ3:上回転に対するドライブ

下回転に対するドライブを覚えたら、上回転に対するドライブを練習しましょう。

どうしても下回転に対するドライブが上手くいかない場合は、こちらから練習してもよいと思います。

その場合は、回転をかけることを意識して練習しましょう。

また、上回転に対しては、ループドライブすることはないので、スピードドライブ一択です。

ステップ3-1:長い上回転を打つ

フォア側に長い上回転を出してもらい、クロスに打ちます。

できるようになったら、コースを変えて練習しましょう(フォアストレート、バッククロス、バックストレート)。

多球練習

多球練習ができない場合は、相手にブロックしてもらい、練習しましょう。

こちらも、いろんなコース(フォアクロス、フォアストレート、バッククロス、バックストレート)で練習しましょう。

対人練習

ステップ3-2:動いて打つ

多球練習で、フォア側、バック側に交互に長い上回転を出してもらい、打ちます。

多球練習

多球練習ができない場合は、相手にブロックしてもらい、練習しましょう。

対人練習

ステップ3-3:ランダムのボールを打つ

多球練習で、コースをランダムにボールを出してもらい、打ちます。

多球練習

多球練習できない場合は、相手にブロックで、コースをランダムに出してもらいましょう。

対人練習

ドライブのなやみ

これまでの内容を実践すると、こんな悩みが改善されると思います。

スピード、回転が出ない

スイングが遅い可能性があります。
その場合は、打つときは、ラケットを強く握りましょう。
といっても、おもいっきり振ったときに、ラケットが手から抜けないくらいでよいです。

また、回転やスピードにかたよったドライブになっている可能性があります。
その場合は、早いドライブを打つ感覚を身につける練習しましょう。

また、下半身が使えていない可能性があります。
打つときは、低い体勢から、左足を折り曲げて打ちましょう。

打点がばらつく

長いボールを打つ練習で、タイミングを意識して練習しましょう。

タイミングをとるには、

  • 相手が打つときの音、台にボールがバウンドする音で、リズムをつかむ
  • ボールをみる

ことが必要です。

最初は、ゆっくりなボールで練習し、だんだん早いボールにしましょう。

ゆっくりなので、下回転のボールで練習することをおすすめします。

いっしょに練習している人に、打点がはやい/おそいを見てもらうこともおすすめです。

ボールをネットに落としやすい

ボールをとらえる位置を見直しましょう。

真後ろより少し横をとらえてください。

ボールの回転が強いところを避けるためです。

感覚を見直しましょう。

軽く打っても、ネットに落とさないことが重要です。

感覚をつかむ練習、長い下回転を打つ練習で軽く打ってみましょう。

それでネットに落ちないようであれば、すこしずつ強く打ちましょう。

ネットに落ちてしまう場合は、ループドライブの感覚で打ちましょう。

また、打球ポイントを見直しましょう。

打球ポイントは、頂点から落ちたところです。

理由の一つが、回転を弱める効果があるからです。

ボールをオーバーしやすい

弾く感覚が強すぎる可能性があります。

弾く感覚が強すぎると、回転がかからず、ボールが弧線を描かない(落ちない)ので、オーバーしやすいです。

なので、もう少し回転重視で打ちましょう。

回転をかける感覚は、

でつかみましょう。

また、ボールをとらえる位置も見直しましょう。

ボールの真後ろをはじく感覚で打つと、オーバーしやすいです。

なので、真後ろよりも少し横をとらえましょう。

ドライブを打つときに体のバランスが崩れる

おもいっきりスイングしすぎていないでしょうか。

そんなに思いっきり振らなくても、威力のあるボールは出せます。

まずは、力をセーブしてみましょう。

また、体の使い方が適切でない可能性があります。

「右足に体重をのせて、地面をける」という教えがあるとおもいます。

本当にその通り打つと、体の軸が左右にぶれてしまうので、バランスも崩れてしまいます。

なので、打つときに左足を曲げて、打ちます。

この打ち方だと、軸がぶれず、バランスが崩れにくいです。

まとめ

本記事ではドライブの打ち方と練習方法を紹介しました。

  • 打ち方
    • グリップ:シェークは手首を少し内側に曲げる。ペンはヘッドを少し下げ、親指に力を入れる。
    • 真後ろより少しボールの横をとらえる
    • 頂点から落ちたところを打つ
    • 腰より少し下くらいから、上へ振り上げてスイングし、最後に腕を引き付ける
    • 低い体勢から打つ
  • 練習方法
    • フォア前に短い下回転を出してもらい、ドライブを打つ
    • 長い下回転を打つ
    • 動いて打つ
    • ランダムのボールを打つ

まずは、台に入れやすいループドライブから覚えるのが、おすすめです。

ループドライブでも、コースを狙ったり、回転量が増えれば、得点できるし、相手をくずせます。

以上になります。是非参考にしてみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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