【卓球】ショートをレベルアップ!~5つのポイントと4ステップの練習方法~

卓球

訪問いただき、ありがとうございます!卓球歴10年以上の、たかしです。

ペンの方がフォアハンドの次に覚えるのはショートではないでしょうか。

ショートも基本の打ち方ですが、

ショートってどうやって打つの?

なかなか安定しないよ~

威力がでないんだよねぇ

本記事ではショートの5つのポイントと4ステップの練習方法をご紹介します。

ポイント

グリップ

グリップは親指を外して、ヘッドを少し上に向けます。

フォアハンドと同じグリップでは面を作れないので、親指を外します。

やわらかい人はできるかもしれませんが・・・。

ヘッドを少し上に向けるのは、威力のあるボールに対しても面が安定する(動かない)からです。

スイング

肘を後ろから前に動かして打球します。

下のYOYO TAKKYUチャンネルさんの動画の6:45からの横からの動画を見ると、肘が動いているのが分かりやすいです。

フォロースルーで腕が伸びますが、腕の曲げ伸ばしで打球するわけではありませんので、注意してください。

下川(xia)選手が教えるペンのショートのコツ
お手本動画 出典:YOYO TAKKYUチャンネルさん

打球タイミング

バウンド直後で、腕が伸び切らないタイミングで打球します。

バウンド直後なので相手の球の威力が残っているので、それを利用して返球します。

威力のあるボールではないかもしれませんが、まずは入る感覚を身に付けましょう。

自分で力を加えて威力を出すこともできますが、それは次の段階ですので、ここでは入る感覚を身に付けてください。

バウンド直後

また、下の画像はお手本動画から抜粋した、打球時の画像です。

肘の位置が体の少し前くらいで、腕が伸び切ってないですね。

このタイミングが力を加えやすいタイミングです。

威力を出すにも、強打をブロックするにも重要です。

腕が伸び切らないタイミングで打球 出典:YOYO TAKKYUチャンネルさん

感覚をよくする

ショートは基本的には当てて返す技術なので、感覚が大事です。

きんちゃく袋に使うようなヒモを用意します。

これを、写真のように、背中でヒモが交差するように巻き付けます。

なぜか、これで感覚が良くなります。w

特にブロックが良くなりました。

ヒモを外してもしばらくは感覚が残っています。

感覚がなくなったら、またヒモを付けます。

この方法は、「ヒモトレ(小関勲 著)」という本の中に紹介されています。

実際にやってみて効果を体感できたので紹介させていただきました。

入る確率が上がったのはもちろんですが、背中を使ってショートしているような感覚があり、ボールに押されずスイングが安定する感覚を感じました。

効果を実感するには、マシンや多球練習で、ヒモがあるときと、ないときでショートしてみてください。

威力を出す

腕の動き

腕を捻りながら打ちます。

右利きの場合、

  • 右に捻れば上回転
  • 左に捻ればナックル

を出せます。

右に捻りながら打つと、打球時にボールの後ろ側を上に擦る様にラケットが動くのでボールに上回転がかかります。ただし、強烈な回転にはならないので、少し伸びるくらいです。

up side
右に捻る場合

左に捻りながら打つと、打球時にボールの後ろ側を下に擦る様にラケットが動くのでボールに下回転がかかります。

ただし、強烈な回転にはならないので、ナックルになります。

感覚を掴むのに練習が必要と思いますが、使えるようになれば武器になります。

バック対バックになった時にナックルショートをたまに混ぜると、よく落としてくれます。

nackle side
左に捻る場合

下半身の動き

入る感覚を身に付けたら、体を使って打つために、バックスイングの時に左足を折り、 前にスイングするときに元に戻し、右足を少し曲げます。

こうすることで、体の軸を振らさずに、上半身が自然にまわって(体を使って)ボールを打てるようになります。

体を使っても一撃で抜けるようなボールにはなりにくいですが、十分に相手を崩せる球を出せます。

ショート 前
下半身の動き

練習方法

ステップ1:感覚を掴む練習

この練習は、正しい打ち方で、「こうやれば入るんだ」という感覚を掴むための練習です。

バック側にボールを送ってもらい、返球します。

ラリーはしません。

ミスなく20~30球返球することを目標に練習しましょう。

難しい場合は、立ち位置をフォア側の横からスタートし、だんだん遠くに移動しましょう。

送球者も台の横からボールを送ったほうが、緩いボールを送れます。

威力を出すにも、最初はこの練習がおすすめです。

ステップ2:コースを打ち分ける練習

コースを打ち分ける練習で、①クロス、②ストレートの2つのコースを練習します。

クロスのほうが距離が長く入りやすいので、①→②の順がお勧めです。

試合では、相手のいないところに打つのが基本の戦い方になるので、コースを打ち分けることは重要です。

①クロスの練習の場合、お互いにショート、またはバックで打球します。

相手がペンの場合、お互いにショートで打球しますが、ナックルボールになりラリーが続かない場合があります。

その場合は、相手の方にはフォアで返球してもらいましょう。

②ストレートの練習の場合、練習者はショート、相手はフォアで打球します。

どちらのコースも、対人練習ではラリーが続かない場合は、多球練習がお勧めです。

ステップ3:対応範囲を広げる練習

対応範囲を広げるため、以下のような練習をします。

  • 右の脇の下あたりにボールを送ってもらい、ショートする練習
  • 左の脇の下あたりにボールを送ってもらい、ショートする練習

ボールをたくさん打てるので、多球練習がお勧めです。

右の脇の下あたりのボールを打つ場合
左の脇の下あたりのボールを打つ場合

ショートは、やりやすさを考えると、体の正面で打球できるのが望ましいです。

ボールの位置まで動く余裕がある場合はいいのですが、間に合わない場合は対応範囲の広さが大事になります。

また、バック待ちしているときに、右の脇の下あたりにボールが来た場合、とっさにフォアに切り替えるのは難しいです。

なので、ショートで返球せざるを得ないのですが、慣れていないと難しいので、練習します。

これで、右の脇の下~左の脇の下あたりのボールはショートで返球できるようになります。

対応範囲が狭いのは、ショートが安定しない原因の1つですので、練習に取り入れてみてください。

私は、試合では右の脇の下あたりにボールがくると、ショートでミスしてました。

そのたびに「動いてフォアで打たなくちゃ!でも、難しいなぁ」と考え、苦手な感覚を持っていました。

”ショートの対応範囲を広げる”という考え方を知った後、右の脇の下あたりのボールをショートで返球する練習しました。

現在は、右の脇の下あたりにボールに対して「フォアで待っている時はフォア、バックで待っている時はショート」で対応し、苦手な感覚もなくなりました。

ステップ4:切り返しの練習

試合ではボールはいろんな所に来たりするので、それに対応する練習です。

フォアに来たボールはフォアで返球、バックに来たボールはショートで返球し、

  • フォア、バックに決まった数のボールを送ってもらう(例:バック1本⇔フォア1本、バック2本⇔フォア1本)
  • フォア、バックにランダムにボールを送ってもらう

練習です。

最初はフォア側は、台の真ん中くらいに返球し、慣れてきたら徐々に範囲を広げましょう。

ランダムにボールを送ってもらうときは、相手を見て、ボールが来る場所を予測しましょう。

また、攻撃の後の守備、守備の後の攻撃を想定した練習として、

  • バックにボールを送ってもらい、自分が動いて、フォア、ショートを切り替えて返球する練習

もお勧めの練習です。

まとめ

ショートのポイントと練習方法を紹介しました。

ポイントは、

  • グリップは親指を外して、ヘッドを少し上に向ける
  • 肘を後ろから前に動かして打球する
  • バウンド直後で、腕が伸び切らないタイミングで打球する
  • 背中でヒモが交差するように巻き付ける
  • 腕を捻りながら打ちます。
  • バックスイングの時に左足を折り、 前にスイングするときに元に戻し、右足を少し曲げる

練習方法の4つのステップは、

  • ステップ1 感覚を掴む練習
  • ステップ2 コースを打ち分ける練習
  • ステップ3 対応範囲を広げる練習
  • ステップ4 切り返しの練習

です。

まずはグリップとタイミングを意識して入る感覚を身に付けて、次に体を使って打つことを意識するとよいと思います。

また、時間的余裕がないと下半身の動きを入れれないので、ボールの見極めが必要です。

YOYO TAKKYUチャンネルさんの動画でも、コツが紹介されていますので、参考にしてください。

ステップ1で感覚を掴んだら、ステップ2、ステップ3は同時に練習してもよいと思います。

ステップ4でランダムのボールに対応できるようになれば、試合でもショートを使えるようになっていると思います。

ステップ4までできても、スピードや範囲を広げて、さらなるレベルアップを図ってください。

私にとって効果があったのは、ヒモ、タイミング、対応範囲を広げるでした。

何が効果があるかは人それぞれと思うので、いろいろ試してください。

以上になります。

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

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