訪問いただき、ありがとうございます!卓球歴10年以上の、たかしです。
卓球は、手の届かないところや打ちにくい場所にボールが来ても、返球しないといけません。
そのために、自分が打ちやすい場所に移動(フットワーク)する必要があります。
決まったところに来たボールは返せるんだけど、少しずれると返せないよぉ
練習ではできるけど、なんで試合で動かないんだろう?
という方に向けて、フットワークの方法を紹介します。
私は「練習ではできるけど、なんで試合で動かないんだろう?」でした。
フォアハンドの練習をしていて、ボールがずれたところにくると、手を伸ばしたり、無理な体勢で打ってました。
でも、この方法を取り入れることで、フォアハンドのワンコースの練習でも細かく動けるようになりましたので、参考にしてみてください。
足の動かし方
方法1:足を寄せて動く
反復横跳びと同じで、
- 右に動く場合:左足を寄せて、右足を出す
- 左に動く場合:右足を寄せて、左足を出す
です。
反復横跳びは線を踏めばいいので足だけ動きますが、卓球の場合は上半身もその場所に動く必要があります。
方法2:ぴょんぴょん跳ねる
足は常に跳ねて、
- 右に動く場合は、右に跳ねる
- 左に動く場合は、左に跳ねる
です。
最初は小さく動いて、慣れてきたら動く範囲を大きくしていきます。
ラリーや、球出しのリズムに合わせて跳ねることが大事です。
フットワークは、(一度止まってしまうと)動き出すのが難しいですが、この方法なら常に動いているので止まることはありません。
「分かってるんだけど、動けないんだよなぁ」という方は、”常に跳ねる”を意識してフットワークしてみてください。
その他の方法
YouTubeでも、たくさん紹介されていますので、参考にしてみてください。
WRMさん
- スタンスを肩幅より広くとり、左足を前にする(2:34)
- ボールから遠い方の足から動く(3:05)
- 止まって打つ(5:31)
- 大きく一歩を踏み出すイメージで動く(6:59)
- 台の両端で1本1本のフットワーク練習。ゆっくり。(8:31)
- 最初は飛ぶように動き、上下動を減らす(12:08)
Lili PingPong Channelさん(村田&櫻井コーチ)
- 予測して先に動く場合
- 利き手側の足を踏み出して、打つ時に踏み込む(2:53)
- ボール側の足から小さく動いて、飛んでからその場で止まって打つ(3:33)
- バックは、バック側の足を出して体の正面で打つ(4:25)
- ボールの場所に合わせて動く場合
- その場でバックスイングし、ボールの方向に向かって足を動かしながらスイングする(8:58)
- バックは、その場でためを作り、両足を運びながらスイングする(11:49)
Lili PingPong Channelさん(羽田コーチ)
- 1、2のリズムで動く。上半身は1でバックスイングし、2でスイングする。下半身は1、2のリズムで跳ね続ける。できれば、目線は上下しないようにする。
LINK Channelさん
- 一歩動:右足(バックは左足)を出して打球準備→打球(1:48)
- 二歩動:二歩でボールのところまで動き、準備して打球する(7:53)
『夢中や卓研』チャンネルさん
- 足から動いている。→ラケットから動かして、スイングとともに足を動かす。(1:03)
- 重心位置がリセットできていない。→まずは自分の傾向を把握する。(4:35)
- 踵が着地している。→縄跳びをイメージする。(8:51)
- 地面をしっかり蹴れていない。→腿の付け根を曲げ伸ばしする。(10:47)
- 体の回転を使えていない。→円の動きをする。(13:13)
練習方法
上で紹介した方法を体にしみこませます。
最初は、ミスが多いので多球練習が望ましいです。
ボール拾いの時間が長くなってしまうので・・・。
ボールが早すぎたり、コースが厳しすぎると、練習する人が返球できません。
なので、ボールを出す人は、相手が返球できる範囲の早さとコースでボールをだしましょう。
うまくなったら、相手にブロックしてもらい、練習しましょう。
その場合、相手の方の技量も必要ですので、注意してください。
規則的に動く練習
まずは、動き方を体に覚えさせます。
「止まって打つ」を意識しましょう。
バック2本フォア2本
バック側に2本、フォア側に2本を交互に出してもらいます。
バック側は、バックでもフォアでもよいです。
自分のスタイルに合わせてください。
バック1本フォア1本
バック側、フォア側に交互に出してもらいます。
バック側は、バックでもフォアでもよいです。
自分のスタイルに合わせてください。
練習の負荷を強めたい場合は、フォアがよいです。
バックで切り返し
バック側に出してもらい、フォア、バック交互に打ちます。
バック2本フォア1本
バック側-バック側-フォア側の順にボールをだしてもらいます。
1本目のバック側のボールは、バックで処理します。
2本目のバック側のボールは、回り込んでフォアで処理します。
3本目のフォア側のボールは、飛びついてフォアで処理します。
ランダムなコースに対応する練習
動きを覚えたら、ランダムなコースに対応する練習しましょう。
ミドル-どっちか
1本目は、ミドルに送ります。
2本目のフォア、ミドルのどっちかに送ります。
フットワークの練習なので、すべてフォアで処理するのをお勧めします。
動いて、バックで処理する練習をしたい場合は、ミドルやバックに来たボールをバックで処理してください。
ランダム
全面ランダムにボールを出してもらいます。
全面が難しい場合は、バック2/3面、バック半面等、範囲をせまくして練習しましょう。
だんだん、範囲を広くしていけばよいです。
フットワークの練習なので、すべてフォアで処理するのをお勧めします。
動いて、バックで処理する練習をしたい場合は、ミドルやバックに来たボールをバックで処理してください。
試合でも足を動かすには
「練習中はフットワークで動いて打てても、試合になると動かない」という方もいると思います。
そんな方は、
- レシーブ時は、前傾姿勢を解除する(状態を起こす)
- プレー中は、足を止めない(ずっと、ぴょんぴょん跳ねるイメージ)
を試してみてください。
足は止まっていたり、踏ん張っていたりすると、動かしにくいです。
そして、試合中に最も足が踏ん張ったり、止まったりしているのは、レシーブのときではないでしょうか。
レシーブの時は、止まって待っているし、前傾姿勢ですよね。
なので、相手がサーブを出した後は、
- 状態を起こしてレシーブする
- 足をぴょんぴょんして、レシーブに備える(ぴょんぴょん跳ねる)
状態を起こしてレシーブしましょう。
トップ選手の試合動画をみると、上のようにしています。
馬龍選手は、状態を起こしてレシーブします。
下の動画の1:35、4:40でその様子が確認できます。
伊藤美馬選手は、足をぴょんぴょんさせて、レシーブに備えています。
下の動画の1:40、2:47、3:35、3:55、4:30で確認できます。
私の経験
私は、プレー中(ラリー中)は足が止まることはなかったのですが、フォア前にサーブを出されたときに素早く動き出すことができませんでした。
そこで、「ぴょんぴょん跳ねる」を試してみました。
相手がサーブのトスを上げる瞬間から、伊藤美誠選手をイメージイメージして、ぴょんぴょん跳ねてみました。
すると、不思議なことに、フォア前のサーブに対し、素早く動き出すことができ、うまくレシーブできたのです!
相手がサーブを出す前に準備しておかないと、対応できないことに、今更気が付きましたw。
もちろん、たまに出されるフォアへのロングサーブにも対応しやすいです。
私には、「ぴょんぴょん跳ねる」があっていたようですが、「状態を起こす」があっている方もいると思いますので、いろいろ試してみてください。
まとめ
フットワークの方法と練習方法を紹介しました。
2つ紹介しましたが、「足を寄せて動く」が早く自然にできるようになると、「常に跳ねる」動きになります。
理由は、動くときに跳ねて、打つ時にも跳ねる(跳ねないにしても、足が動く)ので、常に跳ねる感じになります。
また、どちらでもやりやすい方を採用していただければと思います。
私は、最初に教わったのは「足を寄せて動く」でした。
「常に跳ねる」は、教わったことはありませんが、常に打ちやすい場所に動くことを心掛けているうちに、自然と「常に跳ねる」になりました。
なので、「常に跳ねる」に至るまでには時間がかかりました。
「もっと早く知りたかった・・・。知っていれば、楽だったのになぁ。」という思いもあり、今回紹介させていただきました。
練習方法は、
- 規則的に動く練習
- ランダムなコースに対応する練習
です。
規則的に動く練習で、動き方を体に覚えさせてから、ランダムなコースに対応する練習しましょう。
試合で足を動かすには、
- レシーブ時は、前傾姿勢を解除する(状態を起こす)
- プレー中は、足を止めない(ずっと、ぴょんぴょん跳ねるイメージ)
です。
以上になります。是非、参考にしてみてください!最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!
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