訪問いただき、ありがとうございます!卓球歴10年以上の、たかしです。
卓球を続けていると、ある時期から短いサーブやストップが使われるようになり、

台上のボールはつっつきしかできないよ~

フリックは、強く打てないんだよなぁ
という悩みを抱える方もいるのではないでしょうか。
本記事ではフリックのコツと効果的な練習方法を紹介します。特に、ペンホルダーの方にはおすすめのテクニックです。
打ち方のコツ
コツ1:スイングの最後に腕をひきつける
台上のボールを打つため、ラケットが体の前にある状態からスイングが始まります。
斜め上にスイングし、最後に腕をひきつけることがポイントです。
感覚は、はじく感覚で打ちます。
コツ2:ボールが頂点から落ちたところで打つ
打球タイミングは、頂点から落ちたところ(下の図の赤丸部)です。
このタイミングがお勧めの理由は、構えているバック側からフォア前に移動する時間を稼げるうえ、ボールの威力が弱まるためです。

コツ2:回転重視のフリック
回転を重視したい方は、腕をひねる力で回転をかけて打つ方法もあります。
シェークとペンのやり方がそれぞれ異なります。
シェークの場合
- 手首を少し内側に曲げる
 - ボールの真後ろよりも、向こう側(横側)をとらえる
 - 腕をひねる力で回転をかけて、打つ
 


ペンの場合
- 親指に力を入れ、ヘッドを下に向ける。人差し指がグリップから離れてもよい。
 - ボールの真後ろよりも、向こう側(横側)をとらえる
 - 腕をひねる力で回転をかけて、打つ
 


コツ3:シェーク向け ワイパーフリック
シェークの方限定ですが、ワイパーフリックというやり方もあります。
その名の通り、ラケットをワイパーの様に動かしてフリックします。
やり方は下の動画の5:05から6:25で紹介されています。
このフリックは、コースが分かりにくいのがいいですね。
10:50から説明してくれてます。
練習方法
ステップ1:感覚を掴む
まずは、感覚を掴むため、動かずに打ちます。
- 多球練習できる場合は、フォア側に構えて、下回転の短いボールをフォア前に出してもらい、フリックします。
 - 多球練習できない場合は、フォア側から短い下回転サーブを出し、フォア前にストップしてもらい、フリックします。
 
<注意点>
- 最初はクロスに打ちます。できるようになったら、ストレートに打ちます。
ストレートは、少し面を開く(面を相手のバック側に向ける)必要があるので、慣れるまで違和感があるからです。 - 徐々に出してもらうボールの回転量を増やす、より短くすることで、レベルアップしていきましょう。
 


上の方法で感覚を掴めない場合は、つっつきを習得し、そこからラケットを振ることで感覚を掴む方法もあります。
シェーク、ペンの両方のやり方が紹介されているので、多くの方の参考になると思います。
入る感覚を掴む方法なので、できるようになったら、腕を引き付ける動きを付け加えてください。
これで、威力を出せます。
ステップ2:動いて打つ
次は動いて打つ練習です。
- 多球練習できる場合は、バック側に構えて、下回転の短いボールをフォア前に出してもらい、フリックします。
 - 多球練習できない場合は、バック側から短い下回転サーブを出し、フォア前にストップしてもらい、フリックします。
 
<注意点>
- 腕を伸ばした状態にならないように、ボールの近くまで動きましょう。
 - クロス、ストレートの両方に打つ練習をしましょう。
 - 徐々に出してもらうボールの回転量を増やす、より短くすることで、レベルアップしていきましょう。
 - 多球練習した場合も、「多球練習できない場合」の練習もしましょう。
「多球練習できない場合」の練習には、”サーブ後の戻り”が含まれるので、その練習のためです。 


ステップ3:ランダムのボールに対応する
最後はランダムにくるボールに対応する練習です。
- 多球練習できる場合はフォア前、バック奥に下回転のボールをランダムに出してもらい、フォア前にきたボールをフリックします。
 - 多球練習できない場合は、短い下回転サーブを出し、フォア前、バック奥にランダムにつっついてもらい、フォア前にきたボールをフリックします。
 
<注意点>
- 構えているとき、サーブを出した後は、相手を見ましょう。相手をみれば、来る方向がある程度は分かります。
 - バック奥に来たボールも、攻撃的に返球するようにしましょう。
 - サーブ後の戻りの練習のため、多球練習した場合でも「多球練習できない場合」の練習もしましょう。
 - できるようになったら、よりランダム性を上げましょう。
上の練習はコースだけランダムですが、試合ではコース、回転、スピードがランダムでボールがくるからです。
お勧めは、自分のサーブから始め、レシーブを、フォア前を含めてランダムで返球してもらうことです。
実際の試合に近いからです。 


さらなるレベルアップのために
体の正面のボールをフリックできるように、練習しましょう。
特に、ペンの方におすすめしたいです。
もちろん、つっつきでもいいのですが、これができると、
- 試合ではバック前にサーブが来ることが多いので、先手を取りやすくなる
 - フォアで処理できるので、上書きでドライブしやすい(レシーブしやすい)
 
というメリットがあります。
やりかたは、上で説明した方法と同じですが、ワイパーではやりにくいと思います。
まずは、回転重視のフリックを練習することをおすすめします。
練習方法
- 多球練習できる場合は、バック前に短い下回転を出してもらい、フリックします。
 - 多球練習できない場合は、バック前に短い下回転サーブをだしてもらい、フリックします。
 
まずは、打ちやすいストレートで感覚を掴むことをおすすめします。

まとめ
本記事では、フリックの打ち方と練習方法を紹介しました。
- 打ち方
- 腕を引きつけるようにスイング
 - ボールが頂点から落ちたところで打つ
 
 - 練習方法
- 感覚を掴むため、動かずに打つ
 - 動いて打つ
 - ランダムのボールに対応する
 
 
打つタイミングは、「ボールの頂点」という動画もでています。
どちらにしても、フリックできればよいですよね。
なので、自分でどちらが良いか試してみることをお薦めします。
私は、最初、打ち方や感覚を知らずにフリックしてました。(笑)
でも、打ち方や感覚を覚えてからは、試合でも使えるようになりました。
ある程度経験がある方でも、打ち方や感覚から見直してみることが近道かもしれません。
以上になります、是非参考にしてみてください!
最後まで読んできただき、ありがとうございました!
  
  
  
  

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